信じてきたものはそれぞれに 譲れない部分もそれぞれに

 

田口くんが脱退、退所することについて思うことをたらたらと書こうかと思います。

 

ベストアーティストであんなことが起こる直前まで、「JUMPからのKAT-TUNとか私得♡やったー!」って大喜びしてたのに、天から地に叩きつけられたような思いでした。

仕事中はなんとか集中していてもやっぱりふと頭に浮かんでは目の奥がツンとしたり、昨日は全然喉を通らない晩御飯と食べながら母親の前で泣いてしまいました。

24歳の社会人が。情けないね~~~~~

 

今までのKAT-TUNに起きたこととか、その都度抱いてきた考えとか、これからの展望とか書いていくととてもじゃないけど語りつくせないというかそれこそ居酒屋でオールする勢いになるので割愛します。

 

ここで書こうと思うのは、「人生の選択」っていう点を自分とリンクさせて思ったことです。

というのも、私自身、今年の4月末で新卒入社した会社を辞め、つい最近の11月初旬に転職して新たなスタートを切ったところだったからです。

前の会社は夢があって、やりたいことがあって入ったわけだけど、目先の夢しか見えていなかったせいで改めて数年後のビジョンを描くことができず、かつ人間らしい生活も送れないほどの労働条件であり、「本当に自分の人生を良くするには?」とか「生きがいである趣味の時間を取るには?」と考えた結果、土日祝休みでもっとお給料がいい仕事なんていくらでもあるんだからここにとどまる時間もムダだと考えて退職しました。

 

転職するまでに遠回りしたものの、転職した会社は普通に働けば定時の18時で帰れるし、土日祝日は休みだし、年末年始とかお盆休みは長いし、お給料も前よりいい。

だからこそ、「自分の一度きりの人生、いくらでも良くすることは可能だし、理想や歩みたい人生に近付けることはできる!」と思いました。

「仕事辞めたい」と相談してくる友達にも、「人生なんていくらでも変えられるよ」とか「従業員には辞める権利はあるし仕事を選ぶ権利もある」みたいな、知ったような顔をしてアドバイスしたりとかしちゃってたんですよね…。

 

ただ、それがアイドルという職業だった場合どうなのか?

 

アイドルと一口に言っても、その中で絞ったとしてジャニーズと一口に言っても、ステージの本当に端の端で踊っている10歳前後の少年が「辞めたい」と言うことと、CDデビュー10周年を目前に控えて、グループ・ソロともにレギュラー番組をもって何万人というファンを持つ30歳手前の人が言うことはどう考えても同じものとしては扱えない。

後者が身の回りにいたとして、「辞めたい」と相談された日に私は「人生はいくらでも変えられるよ」なんて軽いことが言えるのでしょうか。

 

普通ならここまでの地位にのぼりつめておいて今になって辞めたいだなんて思うことの方がどうかしてるぜ、って感じですがまぁ人間ってのは本当多種多様というか、「普通」って概念も難しいというか。

 

現段階でファンの中でも意見がかなり飛び交っていて、自分の発信する主張が多数派だとも言い切れないしそこは人それぞれの考えがあるのが当然だと思います。

過去2回経験していることですからよくお分かりだとは思いますが。

 

察しのいい方は気付いたと思いますが、タイトルはNEWSの「share」という曲の歌詞の一部分です。

人生の選択をする中で、譲れない部分ってそれぞれありますよね。

 

私は転職する際に、というか転職しようと思ったきっかけはやっぱりジャニオタとしても友達と遊ぶにしても「土日休みでちゃんと自分の時間が取れる仕事がいい」ってことでした。

新卒で入社したときは休みがないとか寝れない帰れないといった点も覚悟の上で、それでもやりたいことがあったはずなのに、働いているうちにそれよりも大事にしたいものが自分の中でどんどん大きくなっていった結果です。

 

だから今回の彼の選択は、そりゃあファンとしては到底理解できないけど、気持ちの面では理解できることもある、というのが正直なところ。

 

アイドルとはいっても一人の人間、と言ってしまえばそれまでですがそれでもアイドルはアイドル。それほど特殊な職業なんだなぁってことを今改めて思い知らされています。

 

過去の二人のときはどこか「やっぱりなぁ」みたいな感じで気持ちの落としどころがあったのですが、今回はそんな素振りが全然見えなかったので本当にまだ夢なんじゃないかと思うことが多々あります。

 

あとは残された3人とこれからが気になりますが、本人たちに続ける意志があって私たちファンを楽しませよう、とか私たちに見せたい景色があるとするならもちろん一緒に進んでいきたいし同じ景色を見たいところです。

でも今はそんなに慌てなくていいよ、と言いたい。

2013年のときは事が起きてからかなりバタバタとカウコン・勝詣といったイベントが組み込まれて、ファンのことを思ってくれてることが伝わってきましたが、今回はゆっくりこれからのことを決めてもらっていい。むしろゆっくりしてください。

 

これから3月までどんな気持ちで4人のKAT-TUNを見たら良いのか分かりませんが、まだ発表されてから2、3日ですしまだまだ落ち込んで悲しんでもいいよね…

 

いろいろな思いを振り切って無理をしてやってきた仕事も今日が終わればとりあえず休みなので土日はゆっくり休もう!!!!!!!!!!